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2008年1月27日

改行のタイミングについて

 前回の記事(http://sakubun.info/2008/01/post-33.php)で、「改行のやり方」についてお聞きしたところ、やはり、文章の内容よりも、そちらの方にコメントが集中しましたね。

 今回は、それらのコメントを受けて、私が考えを改めた部分について、書いてみます。

 特に、考えるヒントになったのが、このコメントです。

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はじまして。
足跡から何度となくお邪魔しております。


文章の表記ですが、PCからのアクセスかモバイルからか、によって、受ける印象は随分違うと思われます。

現在、ほとんどモバイルからの私が読ませて頂くには、今日の日記の方が読みやすいです。

あ、ついでにと言うと失礼ですが、一つ質問です。
横書き表記の際、段落一文字落としって必要なんでしょうか?

初対面に変な質問でスミマセン
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これまで何を考えていたのか
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 「どのような環境で、文章を見てくださっているか」ということを考えないといけません。そのことは、私自身かなり意識していたのですが、やっぱりすっぽりと抜け落ちていたところが、あったみたいです。

 私はこれまでmixiの日記を書くのに、メールについての自分の考えを、そのまま応用してきました。
 その「日記についての自分の考え」というのは、「パソコンのアウトルックなどのメーラーで、改行をせずにどんどん文章をつないで書いていってしまうと、改行幅の概念のないメーラーの画面では、一文が横にずっとつながって見にくくなってしまう。だから、メーラーの表示画面いっぱいを使い切ってしまう前に、改行して見やすくしよう」というものでした。
 mixiの表示画面そのものは、比較的小さい800ドットほどのディスプレイにあわせて、見やすく表示されるようになっていて、改行を入れなくても、横長に文章がずっと表示されることはありせん。
 ですが、どうせこだわるなら、どこで改行されるのか、その位置を成り行き任せにするのではなく、自分の意志で細かいところまでコントロールしたい、そう考えていたのです。


どのような環境で、文章を見てくださっているか
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 ところが、私の頭からすっぽり抜け落ちていたのが、携帯の画面で見てくださっている方がいるということです。
 携帯の画面で見れば、よかれと思って私が改行を入れたところが、全部不自然に、改行が入らなくていいところで改行されてしまう。特に、これまで私がしていたように、ちょっとの長さで改行などすると、それでも携帯の表示画面には1行で収まりませんから、いらないところで改行が入ってしまい、文が不自然にぶつぶつ切れてしまって、却ってとても見にくくなっていたようです。

自分の環境でないところまでなかなか気づきにくい
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 こうなってしまったのは、やはり、自分の環境でないところまでなかなか気づきにくいからです。
 簡単にいってしまうと、携帯を持っていない私には、携帯を使ってmixiの画面を見る方がいるというのが、想像することさえ難しかったということです。
 メールなどは、やはり、パソコンよりも携帯で見る方が、今や一般的になっているのかも知れない。でも、ちょっと考えれば当たり前のようなことでも、実際に携帯の画面で、自分のメールがどのように見えているのかということを想像するのは、頭で考えるほど、簡単なことではやはりありませんでした。

ホームページがどう見えるか
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 同じようなことが、ホームページの見え方についてもいえるのは、ご存じでしょうか。
 皆さんが多く使われているのは、インターネットエクスプローラです。しかし、他の閲覧ソフトを使っていらっしゃる方もたくさんいて、それらでホームページを見てみると、ページの表示画面が崩れるページというのが意外と多いのです。
 ですから、自分でホームページを作ろうとなさる方は、そこまで配慮する必要があります。
http://www.syouron.com/hp/2006/03/post_13.php
http://www.syouron.com/hp/2006/03/post_9.php

これから、改行をどうするか
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 携帯の表示画面を考慮しなければならない以上、文の途中で改行することはできません。
 ですから改行は最低限、一文単位にならざるを得ません。それを一文ごとに切っていくのか、ある程度の文章のまとまりごとに切っていくのかは、今後もう少し、検討してみます。
 今のところ、一文単位に全部、というよりは、ある程度の文章のまとまりで、早い段階に改行を入れていくやり方を検討しています。

 意味のまとまりを、普通の原稿用紙に書くよりは、短めにとってそこで改行を多く入れていく。その意味のブロック同士の、つながりの強弱によって、改行幅でアクセントをつけていく。

 このようなことを考えています。


 今日のこのような書き方で、携帯での見やすさ、いかがでしょうか。

文の長さ
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 携帯読者を中心に考えると、今の私の文章の長さでは、多分うんざりすることになるでしょう。「何でこんなにたくさんくどくど書くの」と。
 しかし、これについては、私は、自分の言いたいことを、十分に言葉を使って説明したいので、携帯向けに、説明をはしょるつもりは、今のところありません。
 「短く説明すれば分かる」というのは、確かに一理あります。私の文章がくどいということも。
 でも、人が本当に「分かってくれる」というのはそれほど簡単ではありません。先日ちょっと紹介した、「ネットビジネス大百科」の木坂さんは、「同じことを3回繰り返さないと、分かってもらえない」ということを言っています。
 「あなたの愛読者です。文書を全部印刷して持ってます」といってくれる人でも、意外に全く分かっていないものだ」と、そういうことをおっしゃっています。
 携帯に最適化するためには、記事をある程度短くして、多くの記事をつないでいく方が、いいのかも知れない。でもそれをすると、今度は、記事をつないで読んでくれる人は、ページを変える操作が必要となればなるほど、確実に減っていきます。
 そのようなことを考えると、1テーマ、1文章というスタイル、必要と思われる説明はなるべく詳しく入れるという今のやり方を変えるつもりは今のところありません。

文体も少し替えてみた
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 文体について、前の記事で手厳しいコメントがあったので、どのような文体が皆さんに受け入れられるのか、これからちょっとずつ変えて実験してみます。
 比較して、どれがいい、というのがありましたら、ご意見をください。もしくは、「うわべだけ変えたって、その下品さ、くどさは変わらないよ」といった意見でも。
 これまでの文章が、「話し言葉体」をあまり崩しすぎないで書いた感じ、今日のは、書き言葉体のかなり柔らかい文体という感覚で、書いています。


見出しについて
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 これまで、「『見出し』も使えない」と思って、見出しのない文章を書いていたのですが、今更ながら、文字の大小を使えるのを発見して、見出しを入れてみました。
 ところが、下にいただいたコメントによると、文字拡大の制御文字が携帯には反映されないということなので、下に*で、見出しの装飾をするやり方に変えてみました。
 学校で書く作文のように、見出しを入れないものより、こまめに見出しを入れることを意識してみると、自分が書く文章に対する意識が変わりますので、あなたもやってみてくださいね。
http://www.syouron.com/hp/2006/03/post_8.php


横書きの1字下げ始まりについて
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 学校の作文なら、縦書きと同じで、1字下げにします。しかし、その他の文書については、それほど確固とした決まりはありません。その場その場の慣習によって、それを踏襲しているというのが、実情でしょう。その場合、1字下げにしないケースが多いのも、事実です。
 私の場合は、個人的に字下げが好きなので、「段落の変わり目を目出たせる」という目的で、字下げなしとは区別して使っています。

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コメント (7)

まる♀:

見出しについて

文字サイズを変えているのでしょうか?
残念ながら携帯からは、把握できません。


段落一文字落としについて

了解しました。


文章量について

長い日記、個人的には歓迎です。


ところで、携帯でメールをやり取りする時に、私は相手の読み易さを考慮し句点を多用しています。
調度、新聞の原稿を書く感覚ですね。
一行に必ず一個、句読点♪
ねこ先生も相手が携帯の時に試してみてくださいね〜


BLADE:

読み手を増やす努力を、読み手の視点から考えていらっしゃいますね。自分はそこまで考えて書いていません。それほどの語彙力、考えの深さをまだ持っていませんので、考えてもしょうがないと思っているからですそれと自分の場合は日々の記録の意味合いが強いこともあり。

「きっこのブログ」というブログがあります。毎日ものすごいアクセスがあるそうですが、文章は非常に読みにくいです。何を求めて人が集まってくるかは簡単にはわからないでしょうね。
mixi内でもたくさんコメントがつく日記とそうでない日記があります。自分が書いた日記にたくさんコメントがつくとうれしいですが、Nekoさんが以前書いたように「釣り」の文章にはならないように、自分はしようと思っています。

みぽりん:

すごく、読み応えのある文章です・・・。

私はごく普通に日常の出来事を書いているくらいで、nekoさんのように

読み手の人の気持ちまで考えたこと無かったです。

なるほど、携帯でnekoさんの文章を全部見ようと思ったら結構時間かか

るかもしれないですね。

nekoさんの文章を読んでたら、国語の勉強になりそうな気がします。

rate:

過日、初めてのメールで、大変失礼を申し上げました。
ただ、私が貴兄の生徒なら、毎日懲りもせずに議論を挑んでいるかもしれません。そこが、不思議、です。

未だ良くご存じない故に、時折、お邪魔させて頂くかも知れません。
どうか、その際は宜しくお願い致します。

たんぽぽ さくら:

 う〜ん。おくが深いですネエ。
 私が今度誘った仲間も、携帯で参加したいと言っていて。
 わたしは、かなり長文を書くので…

 そういう問題がありましたか。
 読み手が誰かを意識しましょうなんて、添削をしておきながら、携帯とかもろもろのことをすっかり忘れていました。
 さりとて工夫する、技術がないのも確かですが。

Jan:

体裁と一文あたりの詰め込み具合に言及すればよかったと思うので。

本記事は大層読みやすくて、好感をいだきました。

Neko Fumio:

 みなさん、コメントをありがとうございます。

 遅ればせながら、やっと返事を書きました。
  http://mixi.jp/view_diary.pl?id=755088710&owner_id=14874745

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